EURO2006 Tour
ドイツ編 (6/18〜6/29)
6/18 ストックホルム→リューベック
ストックホルムから飛行機で、ドイツのリューベックに移動。
ストックホルム郊外の空港で免税店に入る。
とても安い。
あらためて税金が高いことがわかる。
1時間半ぐらいのフライトでリューベックに到着。
リューベックの空港で、レンタカーを借りていたのだが、レンタカー屋がない。
電話するが休みで出ない。
ちょうどワールドカップ中、試合を見るために休みにしたのか。
どうにか連絡が取れたが、今日は借りることができないとのこと。
仕方がないので、町までバスで出て、ステーションの近くのホテルに泊まることにする。
60ユーロ余計にかかってしまった。
でも、ホテルの人はとても親切で、スーツケースを部屋まで運んでくれた。
荷物を置いて、町に出る。
広場のバーで、ヴァイツェンビールを飲む。
今回はじめてのヴァイツェン。
とても美味しい。
町はこじんまりとしていて、雰囲気もいい。
川沿いにドイツ海軍の軍艦が停泊していた。
ここは軍の町なのかもしれない。
当初予定しなかったリューベックに泊まることになったが、面白い町でよかった。
6/19 リューベック→シュターデ→ハンブルグ
朝、エイビスレンタカーに行き、車を借りる。
どうもブッキングができていなかったようだ。
半日遅れた分、車のグレードを上げてくれた。
車は、オペルの1.6L。
なかなかいい車だ。
トランクも大きく、スーツケースが余裕で入った。
ただマニュアル車で、シフトチェンジに慣れていないので、最初、エンストをしてしまう。
さっそく、ハンブルグの西の町、シュターデに向かった。
初めてアウトバーンを走る。
道幅が広くとても走りやすい。
とても合理的に作られた道だ。
シュターデに到着。
適当に車を止めて、町を探索。
スーパーに入り、サラミやチーズなどを買う。
ハンブルグに向かう。
すごい雨が降ってきた。
視界ゼロ。
山の中を走っているとき、上からフロントガラスに茶色の物体が落ちてきた。
タヌキかもしれない。
フロントガラスを見ると、少しひびが入っていた。
やばい。
これだけの衝撃があるのだから、鳥ではなく、タヌキのような動物だと思う。
この日は、ついていない。
なかなかハンブルグにつけない。
4時間ぐらいハンブルグ周辺をぐるぐる回って、あきらめかけていたとき、
ようやくハンブルグにつくことができた。
市庁舎の近くに車を止めて、町を探索。
まず、戦争で破壊された教会に行く。
前にイギリスのコベントリーで戦争で破壊された教会を見た。
そのとき見た解説文では、教会を爆撃したのはここしかないような記述があったが、ハンブルグにも爆撃を受けた教会があることがわかった。 もちろんほかにもあるのだろう。
たぶんコベントリーの解説は、イギリスで被災した教会はここだけという意味だろう。
今日は、ウクライナとサウジアラビアのワールドカップの試合がハンブルである。
当初は、スタジアムに見に行こうと思ったが、間に合わなかった。
ちょうどハンブルグに着いたとき、試合が終わったらしく、町はウクライナのサポータで盛り上がっていた。
ハンブルグに行くといつも行く、歓楽街に行ってみる。
ウクライナのサポータが国旗を振りかざして飲み歩いている。
車のクラクションもすごい。
セックスショップに入ってみた。
ウクライナのレプリカを着た男性がDVDを一生懸命見ている様が面白かった。
車に戻って、今日の寝場所を探すことに。
翌日、ツェレに行こうと思うので、ツェレの近くに泊まることに。
夜のアウトバーンを爆走。
アウトバーンは、無料であるが、電灯がないので、150キロ近くで走っているととても怖い。
夜中でも200キロ近くで走っている車もある。
慣れもあると思うが、よく怖くないなあと思う。
夜の走行は、疲れる。
当初の予定より手前のサービスエリアの駐車場で休むことに。
売店にビールを買いに行くが、夜は販売していないとのこと。
残念。
しかたがないので、買ったシャンパンを飲む。
チュウハイみたいな味だ。
6/20 ツェレ→ブッパタール
朝、ツェレに向かう。
アウトバーンを降りると、田舎道。
なかなか楽しい。
アウトバーンも走りやすいが、殺風景なので、面白くない。
その点、田舎道は景色がきれいで楽しい。
スピードも街中は60キロぐらいだが、郊外は130キロぐらい出せる。
あっという間に、ツェレに到着。
駐車場に車を止めて、町を探索。
ツェレは、戦災にあわなかったため、古い建物が多く残っている。
町並みもきれいだ。
探索を終了して、車に戻ると、ウインカーに紙がはさんである。
見ると、どうも罰金の紙のようだ。
ドイツ語がよくわからないので、そのまま持っていくことに。
またアウトバーンを爆走し、ブッパタールに向かう。
途中、ガソリンを2回入れる。
この車は、大きいので、ガソリンを食う。
結構な出費だ。
迷いながらも、どうにかエバーハルトさんの家に到着。
ちょうど夫妻は、ワールドカップのドイツ戦を見ているところだった。
我々もパスタとビールをご馳走になり、観戦。
ドイツ人は、本当にフットボールが好きなのだ。
エバーハルトさんの家に着くとほっとする。
自分の家に帰ってきたようだ。
6/21 ブッパタールort・コンサート
昼近くまで、熟睡した。
今日は、久しぶりのコンサート。
昼間のんびりと過ごした。
レンタカーは、明日までだが、乗る予定もないので、今日、コンサート前に返すことに。
コンサート会場のortは、2003年に亡くなったペーター・コバルトさんのアトリエ。
多くのフリージャズミュージシャンがコンサートをしているライヴハウスだ。
機材のセッティングを終え、レンタカーを返しに行く。
ブッパタールの町は小さいが、街中は一方通行などが多く、なかなかエイビスの営業所にたどり着けない。
営業時間が6時までなので、あまり時間がなく大慌て。
なんとかたどり着く。
しかし、ガソリンが満タンではないと指摘を受け、ガソリンを入れに、また町へ。
満タンに入れたら、50ユーロもかかった。
燃費がかなり悪い。
しかし、フロントガラスは指摘されなかった。
よかった。
コンサート会場までは、歩いて戻った。
結構な距離。
戻ると、セッティングも完了し、お客さんの入りを待つのみ。
コンサートは、とても特別なものだった。
いつもとは違った発想が沸いた。
たぶんペーター・コバルトさんの影響だろう。
帰りは、エバーハルトさんの車に乗せてもらう。
昨日購入したニューカーだ。
ルノーのバンで、乗りやすそう。
スピードも出る。
6/22 メンヘングラッドバッハProjekt 42・コンサート
今日は、デュッセルドルフの西、メンヘングラッドバッハでのコンサート。
今日から25日までは、ケルン在住のベルギー人でWDRという放送局に勤務しているフィリップのプロデュース。
エバーハルトさんの車で向かう。
助手席に乗って地図を見ながら、ナビ。
迷うことなくコンサート会場に到着する。
会場は、ロックのライヴハウス。
昨日とは、雰囲気がまるで違う。
音楽も昨日とは違ったものができそうだ。
セッティングを追え、晩飯をご馳走になる。
近くのレストランに向かう。
レストランは、前にモスクワで行ったモンゴリアンバーベキューレストラン風。
前に肉・魚・野菜などをごちゃ混ぜにして、失敗したので、今日は、野菜と魚のみ取る。
味付けは、レッドカリー。
ライスもあり、美味しかった。
今日からパーカッションのホリガーも加わる。
去年、ケルンの劇場で競演したドラム&パーカッショニストだ。
なかなか繊細な演奏をするが、今日はハコのせいかロックっぽい感じになった。
6/23 ブリュッセルLa cigogne・コンサート
今日は、ベルギーのブリュッセルでのコンサート。
昼過ぎに出発。
アウトバーンを滑走し、夕方ブリュッセルに到着。
今日もナビをした。
久しぶりのフランス語。
前にフランスでレンタカーに乗っているので、道路標識などは慣れている。
迷うことなく到着できた。
コンサート会場は、レストラン。
コンサート前にミートローフをご馳走になる。
美味しい。
ビールもたくさん種類があるので、エバーハルトさんと全種類試すことに。
美味しい。
コンサート前に飲みすぎた。
コンサートは、たくさんの人が来てくれた。
フィリップに聞いたら、みんな彼の友達とのこと。
オーディエンスもよく、なかなかいいライヴになった。
終わって、遅くまで飲む。
今日は、フィリップの友人のステファンの家に泊まる。
寝袋を持ってきてよかった。
6/24 ケルンKulturbunker・コンサート
朝、クロワッサンをご馳走になる。
フィリップがブリュッセル一だと豪語してるクロワッサンだ。
食事の後、ケルンに向かう。
今日のコンサート会場は、戦時中シェルターとして使用していた建物だ。
さすがに壁が厚い。
大音量でもOKだ。
前にROVOがコンサートをしたハコとのこと。
大きなホールだ。
しかし、ちょうどドイツとスウェーデンのワールドカップの試合があって、お客さんの入りが。 。 。
さすがに大事な試合のときは、コンサートに来る人は少ない。
町も閑散としていたし、アウトバーンも空いていた。
会場の人からも、今日は日が悪いといっていた。
演奏は、とても面白かった。
今日は、ゲストでケルン在住のイタリア人のアレスサンドロが入ってくれた。
彼の繊細なプレーもすばらしかったし、持ってきたエレクトロニクスセットも面白かった。
2部では、日本の口上がサンプリングされたおもちゃを鳴らしてくれたので、私もNJにある口上などで応戦した。
6/25 ケルンJournal・コンサート
今日は、去年コンサートをしたカフェ。
ケルン音響派の本拠地でのコンサートだ。
ここは、大音量が出せない。
繊細な音楽になった。
コンサート前に、近く教会でアレスがコンサートをしているというので行ってみた。
アレスのホームレスオーケストラのコンサートだ。
半分プロミュージシャン、半分ホームレスという編成だ。
曲は、ポップス。
でも、ホームレスのテンションが高いし、プロミュージシャンがしっかりフォローしているので面白い。
コンサート後、ジャーナルの隣のホリガーの家でエバーハルトさんが持ってきたボルドーの白ワインを飲む。
しばしの歓談。
お腹がすいたので、教会に戻り食事。
ケルシュなどを飲む。
教会の礼拝堂で、ワールドカップ中継がある。
私もビール片手にフットボール観戦。
フィリップの家に行き、続きを見る。
今日は、フィリップの家に泊まる。
去年よりも家がきれいだ。
彼女が変わったのが理由か。
6/26 ケルン
今日は、バスのチケットを取りに、駅に行く。
チケットをとって、町を歩く。
今日は、ケルンのスタジアムでスイスとウクライナの試合がある。
スイスのレプリカを着た人が大勢いる。
ケルシュのパブに入った。
席の近くに日本のレプリカを着た人がいた。
背中にはNAKAMURAと書いてあった。
まだいるのか。
確かに決勝進出を予想して、長く滞在している人もいるんだろうなあと思った。
フィリップの家に戻る途中、近くのスーパーでお土産などを買う。
夜は、フィリップと近くのパブでフットボール観戦。
オーストラリアとイタリアだ。
イタリアがラスト近くにPKで勝つ。
オーストラリア惜しかった。
いいチームだ。
その後、フランクも来て、カラオケに行く。
これはユキノのアイディアだ。
一度ドイツ人が歌うところを見てみたかったとのこと。
最初、フィリップも躊躇していたが、歌ってみると、すっかりはまってしまった。
明日、彼女の誕生日なので、また来るとのこと。
店は、中国人のやっている店で、中国語の歌はたくさんある。
日本語の歌や英語の歌も少しあったが、あまり数はない。
もっといろいろ歌いたかった。
6/27 ケルン→アムステルダム
ケルンからバスでアムスに向かう。
バスが2時間も遅れて来る。
フィリップが見送りに来てくれたのだが、ずーっ待っていてくれて、申し訳なかった。
アムスに着き、アムス在住のバス・トロンボーンの松本さんに電話。
迎えに来てくれる。
今日は、彼の家に泊まる。
夜、彼の音大卒業試験の演奏があるという。
見に行くことにする。
我々は、先に家を出て、町を探索。
チベット料理を食べる。
コンサートは、渋さでやっている曲などもあり、楽しかった。
松本さんのアレンジもいい。
ただリズムが悪すぎた。
オランダ人・ドイツ人は、リズムが悪い人が多いとのこと。
6/28 アムステルダム→成田
朝、ゴッホ美術館に。
松本さんも付き合ってくれる。
彼のバンドのメンバーが空港まで送ってくれた。
6/29 成田到着→東京
久しぶりの日本。
暑い。
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