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6月1〜22日[渋さ知らズ ヨーロッパ・ツアー]

(日程)
6月 1日 成田発
2日 ベルゲン(ノルウェー)ジャズ・フェスティバル
4日 メールス(ドイツ)特設会場で単独コンサート
5日 メールス(ドイツ)音楽学校でコンサート
6日 ハンブルグ(ドイツ)ライヴ
7日 プラハ(チェコ)ライヴ
8日 ウィーン(オーストリア)ライヴ
9日 ディールスバッハ(オーストリア)ジャズ・フェスティバル
10日 メールス・フェスティバル メイン・ステージ
11日 同 フェスティバル スペシャル・プロジェクト
12日 同 フェスティバル スペシャル・プロジェクト
13日 アムステルダム(オランダ)ライヴ
14日 アムステルダム(オランダ)ライヴ
16日 ベルリン(ドイツ)ジャズ・フェスティバル
17日 ベルリン ストリート・パフォーマンス、ライヴ(?)
20日 ソウル(韓国)コンサート   
21日 ソウル ライヴ(渋さチビズ)
22日 帰国予定


♪      ♪      ♪      ♪

と言うわけで、しばらく北さんは留守です。
今回は、北さんとつき合い出した頃、野々が無意味に嫉妬して苦しんだけど、もう大丈夫になった(笑)、シンガー・Aちゃんと、北さんが昔やりとりしたFAXの中から、おもしろい話を公開します。「ComingOutKITA」特別編。
そのあとのエッセイ(普段、情緒的ではなく簡素な文章しか書かない北さんが、珍しく読み物を書きました)も、そのFAXから抜粋。(もちろん了解は得てます)。
「おまけ」の極秘(?)文書も入手。さあ、お楽しみあれ!

(敦煌の菩薩は中性)

……野々は、北さんの仕事仲間のデザイナーの女のこ(前にネコ型女のことでちらっと書いた)にも、初めはしばらく嫉妬の嵐で内心大荒れでした。何故なら、それまで8年間、仕事先はともかくプライヴェートでは男性とは会話も接触もなかったし、女性とも必要以外はあまり話したことなかったからね。
だから2人が仲よく話したり、仕事の都合上接近したりするのを目の当たりにする度に、異常に苦しんでいました。食事につき合うのさえつらかった。同じ空間にいるのも耐えられなかった。(彼女には深い理由が説明できないから、余計ツラい)。
加えて例のストーカーちゃんのこともあったし。北さんて、いっつも説明が一言足りないんだよね。おまけに野々は勘ぐり過ぎるから……。
でも今はOK。
ま、過ぎたことは遠い夢さ。……
……以上、「ComingOutKITA」番外編、でしたとさ。

♪      ♪      ♪      ♪

ではではお待ちかね。

コラム  ♪[客観音楽についての考察 vol.3]♪

――友人Aとの質疑応答集より――
A様
ワールドカップのフランス対クロアチア戦見た。私が応援していたクロアチアは、負けてしまった。
クロアチアは、つい最近まで戦争していて、サッカー場は墓場になっていたほどだ。戦争のため選手たちは、軍隊に行かなければならなかったり、海外のサッカーチームでプレーしなければならなかったりしていた。戦争もようやくおさまり、今回、初めてワールドカップに出場することができた。
初めて祖国のためにサッカーをする喜び。初めて祖国のチームを応援できる楽しさ。
キャプテンのボバンは「ようやく僕らは愛すべき自分たちのチームを持てた」と言っていた。ボバンは、1990年にユーゴスラビア代表でワールドカップに出場するはずだったが、その1ヶ月前、クロアチアのサポータをセルビアの警官隊から守るために警官に暴行をはたらき、出場できなかった。しかも、5年間サッカーをすることを禁止された。ボバンは、「サッカーができないのなら、何か祖国のために役立ちたい」と言って、軍隊に入った。
国が貧しいからサポータが応援する金がない。そこで、選手たちがサポータにメシを奢ったり、宿泊代を出したりしている。ダフ屋にぼられて40万円もするチケットを買う日本のサポータとは違う。
日本も初出場だけど同じ初出場のクロアチアとは、全然違う。日本が勝てるわけない。
日本代表は、ディフェンスでは世界レベルだと思う。しかし、オフェンスは、レベルに達していない。それはなぜか……。
私は、高校までサッカーをしていた。フォワードだった。フォワードは、要するに点を取るポジションだ。今回の日本代表でいえば、城や中山のポジションだ。フォワードは、個人の能力が要求される。シュートする瞬間、その瞬間に個人の能力、いままでの経験など個人のすべてが出る。サッカーは、チームプレーだが、その瞬間は、誰も助けてくれない。ものすごい孤独感と恐怖感がある。そんな時、世界のプレーヤーは、何に助けを求めるのか……。
ブラジルは、オランダにPK戦の末勝った。奇跡的に2発もPKのシュートを止めたブラジルのゴールキーパーは、なぜ止められたのかとの記者団の質問に「すべては神のお導きです」と答えたそうだ。グランドに入るときと出るときに、十字を切るプレーヤーが多い。何か助けを求めているのだろう。クロアチアの選手は、「祖国」をよりどころにしているのだろう。シュートをする瞬間、孤独感や恐怖から打ち勝つために何かにすがる。弱い人間だから何かにすがるのではない。そもそも人間は、完全に自立した「点」ではない(このことは前回述べた)。土壌と座標の上にある「点」だ。何かにすがるということは、自分の土壌や座標軸を確認することである。強い人間は、何かにすがって前進するのだ。弱い人間は、後退するだろう。逃げてしまうだろう。決断の瞬間である。どんなことでも、人が何かを決断するときは、同じような精神状態になるのだろう。渋さ知らズなどでソロが回ってきたときもそうだ。
日本代表のフォワードは、シュートする瞬間、決断のとき、逃げていた。これがブラジルやクロアチアなどとの決定的な違いである。前進する力がなかったのだろう。「神」や「祖国」など、すがるものがないのかもしれない。
私は、何かすがるものを持っているか。「祖国」は持っている。「神」は……。キリスト教の人々のような「神」は持っていない。しかし、「神=絶対的なもの=土壌・座標」ならば、今、私の内面で構築中である。

♪♪♪

我有無?freemanはfreeになりたいman?「なりたい」からfreeman?今も私もfreeman!無有。我という意識も無。名付けられない縛られない。数学的科学的形至上学的至上の愛!
本当に深みのある存在だけが「耐えられない軽さ」をもって存在する。空という一つの愛!

♪♪♪

北さんのエッセイ特集

「愛するマーチン」
A様
つらそうだね。なんか、そんな気がした。朝の占いでも傘マークだし……。
僕も、先週、2年間付き合った「彼女」と永遠の別れをした。
「彼女」と会ったのは、2年前のドイツだった。最初は、長く付き合うつもりもなく、日本に帰ったら手放してしまうつもりだった。「彼女」は、アメリカ娘で日本では人気があったし、30年間処女だったから、かなり高く売れると思っていた。しかし、すぐにplayにつかってしまった。最初は、全然鳴らなかったが、使っているうちに鳴ってきた。僕は、普通の人よりもplayが激しいので、3日で穴があいてしまった。日本に帰ってきてすぐに直したが、売り物にはならなくなったので本格的に使い始めた。そして2年が過ぎた。途中、何度か浮気をしたりもした。ロシアは危険なので連れて行かなかった。
「彼女」は、繊細でジャージーな奴だった。p.でplayするとすごくいい。しかし、僕は「彼女」を使って激しくplayした。そのため、「彼女」の音が入ったCDで気に入ったものはひとつもない。「渋祭」でも使ったが、激しすぎて音が割れている。「渋祭」のソロも「ラップ憲法」も荒荒しいFreeな性格の前の「彼女」を使った録音だ。渋さには、「彼女」は向いていなかった。だから、今回、手放してしまおうと思ったのだ。でも、『彼女』をドイツに里帰りさせるのを口実に手放すのをやめようと思った。本当は別れるのがつらかったのだが。楽器屋に返してもらいに行ったところ、一足違いで「彼女」は売れてしまっていた。僕が2年も激しく使ったが、買ったときの3倍の価格で売れていた。
「彼女」には、いろいろ教えられた。「彼女」とplayすると、いろいろなアイディアや想像が沸いてくる。いいplayができる。だから、飽きっぽい僕が、2年間も付き合えたのだ。2年間で僕はかなり成長した。「彼女」のおかげである。
今、新しい「彼女」を探している。楽器屋から、いくつか借りて試している。先日、フランス出身のいい娘を見つけた。今度、渋さでplayして試そうと思っている。できれば、ヨーロッパに連れていきたい。
「彼女」と永遠の別れをして、今はとても寂しい。「彼女」のことは、今でも愛している。「愛するマーチン……」。
出会いがあれば必ず別れがある。「彼女」にはいろいろ教えられた。もっともっと教えてもらえたかもしれないが、それは欲張りだ。早く新しい「彼女」を見つけよう。新しい「彼女」といっぱいplayして、いっぱいアイディアを出して、想像して……。そして、僕もバージョンアップするだろう。

1998年5月10日

北 陽一郎


(ホワイト・ターラー。美人でしょ?)

[おまけ]「人間クッションはみんなに与えることにしたんだも〜ん!」
結局北さんは、仕事で疲れたAちゃんの、よき休憩所となっていたようです。
誰だって自分のことわかってくれる人には愛着を感じるものだよね。まして、仕事上たくさんの人と会って、周りと何とかうまくやっていかなくてはならないストレスと、その上、何かと誤解を受けやすい彼女の場合。話をすると大部落ち着いてきて、帰っていったとか。
超ハイパー・テンションのAちゃん、本当は大人しい人だと北さんは言っています。
ただ、北さんも、Aちゃんの質問に対処しきれなくなってきたようです。本人も答えを書くのに必死で、実は内心苦しんでいたのが、ほかの文面(もっと哲学的な話をしている)には感じ取れました。いい関係だったんですね。
Aちゃんに限らず、北さんはとにかく友だち思いな人です。よく電話で起こされます。(いつも留守電でゴメンナサイね。私はたいてい起きているんですけど、勝手に出られないから。お気にせずお名前をどうぞ)。

♪      ♪      ♪      ♪

A様
今日は、真のリラクゼーションを受けた。期せずして……。
今日私は、チェリビダッケのブルックナーチクルス(CD11枚組、2万円)を買いに秋葉原の石丸電気本店に行った。CD売り場は6階なので、エスカレータで上がった。4階まで来ると、いつもエスカレータ越しに見るものがある。電気椅子だ。7つほど並んでいるのだが、いつもはオタクのデブオヤジに占領されていて、1つも空いていない。しかし、今日は1つ空いているではないか。前からやってみたかったのだ。さっそく、空席に座った。販売会社が記載されていた。「松下電工」。大手だ。製品種類が記載されていた。「椅子式マッサージ・ロボット」。ロボットなのか!すごい。製品名が記載されていた。「モミモミ」。ロボットに似つかわしくない名前だ。とにかくロボットのマッサージを受けることにした。メニューにはコース名が書いてある。「お楽しみコース」というのがあった。ハートマークに興味があったので、それを選んでスイッチを入れた。ロボットとは思えないほど、ヒューマライズな動きだ。ペロが揉んでるみたいだ。けっこう強力だ。すこし痛いかもしれない。しかし、複雑なメニューをこなしている。さすがロボットだ!値段をみた。「229,800円(税抜)」。欲しい。いろいろ空想しながらマッサージを受けていたら、あっという間に30分が過ぎた。CD購入が目的だったので、後ろ髪を引かれる思いで、上りのエスカレータに乗った。結局、CDは8月26日発売で、まだまだ先だった。
しかし、私は、真のリラクゼーションを受けた!
なかなかいいロボットだ。ちょっと高いかもしれないが、真のリラクゼーションを求めている人には安いだろう。A……。買わない?
家に置けないのなら、うちに置けばよい。Aが居ないときは私が使う。というか、仕事の椅子として使う。マッサージを受けながら、一日中仕事をするのも悪くない。
どうでしょう。A様!


A様
忙しい中FAXありがとう。AからのFAXは、本当にうれしい。
アングラの件。私は『アンダーグランド』の映画は好きだけど、自分がアングラだとは全然思っていない。渋さ知らズは、アングラと位置付けられているのかもしれないけど、私は単なるジャズバンドだと思っている。アングラで売ったほうが売れるのかもしれないけど、アングラのラベルを貼って売ろうとは思わない。私は単なるミュージシャンで、ラベルを貼るなら、せいぜいジャズミュージシャンというぐらいかな。ジャズという言葉がカバーする範囲は、非常に広いから。人間の特性として、ラベルを貼る作業(ラベリング)、言いかえれば、仲間を集めて一般化する作業があるのは認める。前にFAXしたように、自分の土壌と座標軸を常に確かめたいからだろう。確かに、ラベリングをしたほうがわかりやすい。しかし、私はラベリングをしたいとは思わない。私はよく(特に女の子から)「北さんはよくわからない」といわれるが、それはかまわないと思っている。私はFreemanでいたい。


バージョンアップのお知らせ
平成10年3月6日
A様
まず、私は、Aさんに謝罪しなければなりません。私は、今年になってから、自分の中にある体系のバランスを崩していました。Aさんにもご迷惑をおかけしたことと思います。失礼しました。
バージョンアップのお知らせについて。コンピュータというものは、3ヶ月も立てば旧式になってしまいます。また、ハードに使えば使うほど、さまざまな欠陥(バグ)が表出します。常に、これらのバグを取り除き、新しいものにバージョンアップをしなければなりません。バージョンアップをすることは大変なことですが、これをやらないとますます旧式になり、最後は捨てなければならなくなるのです。
人間もそうです。思考停止をしないで、フル稼働している人間であれば、すぐに旧式になり、バグも増えます。しかし、つらい思いをしながらも、バージョンアップをしなければなりません。
私もやっと、バグを取り除き、あることを発見したことで、バージョンアップをすることができました。ますますアクティブに行動できると思います。
Aさんも、○○、★★、☆☆など幅広い分野を自由に走ってください。もし、つらいときは、いつでも私に言ってください。いつでもお手伝いします。
A、頑張れ!
私は、いつも見守っています。

北 陽一郎



「謝罪 まず、私は、野々に訳のわからん嫉妬心向けられた方々に謝罪しなければなりません。……野々にできることがあれば、お手伝いします。みんな、頑張ってね!!」(笑)。
こういう北さんと友人を共有できることは、たいへんうれしい。いや、失礼、いろいろな方と北さんを共有できることはうれしい。(パソコンのソフトみたいだな)。
前から北さんとお友だちの方、野々をよろしくお願いします!北さんをぬいぐるみ代わりにしていた方も。
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